【身体が硬くてもOK】股割りの正しいやり方とメリット|誰でもできる簡単ストレッチ方法を解説

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今回は、多くの人が憧れる「股割り」についてお話しします。股割りは、相撲の稽古でもおなじみの柔軟運動ですが、股関節を柔らかくするだけでなく、私たちの身体にさまざまな良い効果をもたらします。無理なく、そして効果的に股関節の柔軟性を高める方法を知って、健康で快適な毎日を送るための正しいやり方とメリットを紹介します。ぜひ参考にしてください。


目次

股割りをすることの嬉しい3つのメリット

股関節が柔らかくなると、見た目の変化だけでなく、身体の内側にも嬉しい変化が訪れます。主なメリットを3つご紹介します。

  • メリット1:姿勢改善と腰痛予防につながる
  • メリット2:血行が促進され、冷えやむくみを改善する
  • メリット3:運動パフォーマンスの向上とケガの予防

メリット1:姿勢改善と腰痛予防につながる

股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ重要な関節です。股関節が硬いと、骨盤が正しい位置を保てず、猫背反り腰といった姿勢の乱れを引き起こすことがあります。その結果、腰への負担が増え、腰痛の原因となることも少なくありません。

股割りのストレッチで股関節周りの筋肉が柔軟になると、骨盤が安定しやすくなり、自然と良い姿勢を保てるようになります。これにより、腰痛の予防や改善にもつながることが期待できます。

腰痛が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

ヨガと腰痛に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。

メリット2:血行が促進され、冷えやむくみを改善する

股関節の周辺には、太い血管やリンパ管が集中しています。股関節が硬いと、これらの流れが滞り、下半身の冷えむくみの原因になることがあります。

股割りのストレッチで股関節を動かすことで、血行が促進され、下半身に溜まった老廃物が流れやすくなります。これにより、冷えやむくみの改善、さらには代謝アップにもつながることが期待できます。

メリット3:運動パフォーマンスの向上とケガの予防

股関節の柔軟性は、スポーツのパフォーマンスにも大きく影響します。可動域が広がると、下半身をより大きく、効率的に使うことができるため、ランニングやゴルフ、ヨガなど、さまざまな運動の質が向上します。

また、関節の柔軟性が高まると、急な動きによるケガの予防にもつながります。スポーツを楽しむ上で、股関節の柔軟性は非常に重要な要素だと言えるでしょう。


【3ステップ】身体が硬い人でもできる股割りのやり方

それでは、ここから具体的な股割りの方法をご紹介します。無理に痛いところまで伸ばす必要はありません。ご自身のペースで少しずつ進めていきましょう。

ステップ1:ウォーミングアップ

いきなり股割りを始めるとケガの原因になります。まずは、身体を温めてから始めましょう。

  • あぐらストレッチ: あぐらをかき、両手でひざを軽く押さえながら、上体を前後にゆっくりと揺らします。股関節の周辺を優しくほぐすように意識しましょう。
  • 股関節回し: 仰向けになり、片方もしくは両方のひざを抱えて股関節をゆっくりと回します。内回し・外回しをそれぞれ数回行い、反対の足も同様に行います。

ステップ2:股割りストレッチ(基本)

ウォーミングアップが終わったら、いよいよ股割りの基本姿勢です。

  • 床に座り、両足を左右に無理のない範囲で開きます。つま先は天井に向けましょう。
  • 両手をお尻の後ろにつき、背筋をまっすぐ伸ばします。このとき、腰が丸まらないように骨盤を立てることを意識してください。
  • 息を吐きながら、両手を前につき、上体をゆっくり前に倒していきます。
  • 痛みを感じる手前でキープします。30秒間を目安に、深い呼吸を続けましょう。

無理に倒すのではなく、お尻が床から離れないようにすることが大切です。最初はほんの少ししか倒れなくても大丈夫です。毎日続けることで、少しずつ可動域が広がっていきます。

ステップ3:応用編(四股のポーズ)

基本の股割りに慣れてきたら、相撲の「四股」のポーズを取り入れてみましょう。

  • 足を肩幅の2倍ほどに開いて立ち、つま先を外側に向けます。
  • 背筋を伸ばしたまま、腰をゆっくりと落としていきます。
  • 両手は太ももの内側を軽く押さえ、股関節の伸びを意識します。
  • 痛みがない範囲で30秒キープしましょう。

このポーズは、内ももの筋肉(内転筋)や股関節を効果的に伸ばすことができます。肩を入れるように捻りを加える動作も行うと、さらに柔軟性が高まります。


股割りストレッチの効果をさらに高めるコツ

より早く、安全に効果を出したい方は、以下のポイントを意識して行いましょう。

  • 毎日続ける: 毎日少しずつでも良いので、継続することが最も重要です。お風呂上がりなど、身体が温まっているときに行うのが効果的です。
  • 呼吸を止めない: ストレッチ中に息を止めると、筋肉が緊張してしまいます。鼻から吸って口から吐く、深い呼吸を意識しましょう。
  • 痛みを感じたら無理をしない: 「もっと伸ばさなきゃ!」と無理をしてしまうと、筋肉を痛める可能性があります。痛みを感じる手前で止めることが鉄則です。
  • 太ももの裏側やお尻のストレッチも加える: 股関節だけでなく、周辺の筋肉も同時に柔らかくすることで、よりスムーズな開脚が目指せます。

まとめ|継続こそが柔軟性アップへの近道

今回は、股割りのメリットと、体が硬い人でもできる簡単ストレッチ方法をご紹介しました。

「たった数日でベターっと開脚できる!」という魔法のような方法はありません。しかし、毎日少しずつ、自分の身体と向き合う時間をとることで、必ず変化は訪れます。

理想の開脚姿勢は、決して遠い夢ではありません。今日からできる一歩を、一緒に踏み出してみませんか?

yogerblogでは、ヨガや健康に関する情報を発信しています。あなたのライフスタイルをより豊かにするヒントを見つけに、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

アスリートとして活躍していた過去に大きな怪我を経験し、引退を機に“身体の仕組み”を深く学ぶ道へ。サロン勤務やスクール講師として現場経験を積みながら、現在は自身の知見をもとに、独自のボディメソッドを発信しています。

「身体は一生のパートナー」。そんな想いを胸に、安心して身体を預けてもらえる存在を目指して——。
日本MTC療術士協会認定の整体師・リンパマッサージ師として、yogerblogでは心と身体の整え方をやさしく、わかりやすくお届けしています。

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