妊娠中の身体は、お腹の赤ちゃんを守るために日々大きく変化していきます。その変化に伴い、「腰が痛い」「足がむくむ」「肩が凝りやすい」といったマイナートラブルに悩まされる方も少なくありません。「運動したいけど、何をしていいか分からない」「自宅で安全にできる方法はないかな?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ストレッチは妊娠中の様々な不調を和らげ、出産に向けた身体づくりにも非常に効果的です。この記事では、妊娠の時期別に安全にできるストレッチ方法や、注意すべきポイントを詳しく解説します。大切な赤ちゃんとママの健康のために、今日から無理のない範囲でストレッチを生活に取り入れてみましょう。
妊娠中にストレッチを行う3つのメリット
妊娠中に適度なストレッチを行うことで、以下のようなメリットが期待できます。
- 1. 身体の不調を和らげる:大きくなったお腹を支えるために負担がかかる腰や背中の筋肉、そして重くなった身体を支える脚のむくみなどを軽減します。
- 2. 出産に向けた身体づくり:骨盤や股関節周りの筋肉を柔らかくすることで、出産時の痛みを和らげ、スムーズなお産につながると言われています。
- 3. 心身のリラックス:ゆったりとした動きと深い呼吸は、自律神経のバランスを整え、精神的なストレスや不安を和らげてくれます。
ただし、ストレッチを行う際は、医師の許可を得て、体調の良い日に行うようにしましょう。特に、出血や腹部の張り、強い吐き気などがある場合は、すぐに中止して安静にしてください。
【時期別】妊婦さんにおすすめのストレッチ
妊娠の時期によって、身体の状態は大きく変化します。ここでは、妊娠初期・中期・後期別に、安全にできるストレッチをご紹介します。すべてのポーズは、ゆっくりと呼吸をしながら、決して無理のない範囲で行いましょう。
妊娠初期(~4ヶ月)
この時期は、つわりなどで体調が不安定になりがちです。無理はせず、座ったままできる簡単なストレッチで、肩まわりや首の緊張をほぐしましょう。
- 肩まわりのストレッチ:楽な姿勢で座り、両肩をすくめてからストンと下ろす動きを繰り返します。肩甲骨を動かすように意識しましょう。
- 首のストレッチ:ゆっくりと首を左右に倒したり、回したりします。


妊娠中期(5ヶ月~7ヶ月)
つわりが落ち着き、体調が安定してくる時期です。お腹の張りや痛みがないことを確認し、全身を動かすストレッチを取り入れてみましょう。腰痛やむくみが出やすい時期なので、下半身のケアがおすすめです。
- 猫のポーズ:四つん這いになり、背骨を反らせる(息を吸う)、丸める(息を吐く)を繰り返します。背中や腰の筋肉がほぐれ、腰痛の緩和に効果的です。
- 手足の体操:椅子に座り、足首や手首をゆっくり回します。むくみや冷えの予防になります。


妊娠後期(8ヶ月~)
お腹がさらに大きくなり、動きが制限されやすくなります。出産に向けて、股関節や骨盤周りの柔軟性を高めるストレッチを中心に行いましょう。座ってできるポーズや、横向きのポーズがおすすめです。
- 合せき(がっせき)のポーズ:床に座り、足の裏を合わせ、両手で足先を持ちます。ひざを床に近づけるように意識して、股関節周りを広げます。
- 横向きのポーズ:横向きに寝て、上の脚のひざを曲げ、お腹の前で抱えます。背中や腰の緊張がほぐれ、リラックス効果が高まります。

妊娠中の腰痛や身体の不調を和らげるヨガポーズについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

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まとめ|ストレッチで快適なマタニティライフを
妊娠中のストレッチは、心身の不調を和らげ、出産に向けた身体づくりをサポートしてくれる大切な習慣です。無理のない範囲で、その日の体調に合わせて行うことが何よりも重要になります。
もし、一人で行うのが不安な場合は、マタニティヨガのレッスンや、オンラインのプログラムを利用するのも良い方法です。専門のインストラクターや医師の監修のもと、安全に身体を動かせるでしょう。
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